ゲームは宿題を終わらせてからね！

これ、私は当たり前だと思っていました。

でも、子どもの発達や

発達障害の子の勉強をすればするほど

果たしてそれは、当たり前なのか？

そう思うようになりました。

いえね、先に宿題を終わらせてから

自分のやりたいことをやることが

間違っていると言いたいわけではなく

そのスタイルが合わない子も

沢山いる、というのが私が今日お伝えしたいこと。

先日も個別相談に来られた方が

こんなことを仰っていました。

「朝も、学校から帰ってからも

ボーっとする時間が長くて、

やるべきことが進まないんです。」と。

特に朝は時間がないので

イライラしてしまう、とその方は仰っていました。

それはイライラして当たり前ですよね💦

時間がないのにボーっとしていたら

私もイライラする！！！(笑)

凸凹キッズの中でも

不注意傾向のある子や

感覚過敏がある子は

ぼーっとしやすい子が多いです。

ですが、このぼーっとする時間、

凸凹キッズたちにとって

非常に大事な時間

だということ、◯◯さんはご存知だったでしょうか。

脳は、体重の２％ほどの大きさなのですが

身体が消費する全エネルギーの20％を使っています。

しかも、この脳の消費エネルギーの

60～80％は、なんと

ぼーっとしているときに働いている脳回路で使われているのです。

ボーっとしている子どもを見ると

「時間がもったいない！」

「さっさとしなさし！」なんて言いたくなりますが

毎日学校で過ごすだけでも

十分に刺激を受けて、体も脳も私たちが思う以上に疲れています。

発達凸凹がある子は、さらに、ですよね💦

ですから、ぼーっとしやすい子には

一日の中で子どもがぼんやりできるような時間を

意識的に確保して行かれることを

私はお勧めしています。

学校から帰宅してすぐに

苦手な宿題を終わらせるという習慣を

身に付けさせたいと言うお気持ちは

親としても共感しかないのですが

支援者としては

そのスタイルが合わない場合には

その価値観は手放した方がお互いのため

だと考えています。

脳に疲労がたまったまま宿題をやったところで

集中力やパフォーマンスは

間違いなく低下しますから

学習効果はあまり期待できませんものね💦

ただ宿題を終わらせる

という作業になり

さらに言うと、

勉強させられている感が強まりますので

勉強は嫌なもの

という感情がセットされ

どんどん勉強嫌いに脳が育っていきます。

ご相談に来られたママに

アドバイスしたことは

帰宅後の様子を見て

一番、脳が活性化していて

集中力が高そうな時間帯がいつか観察してみてください。

その時間帯に宿題を持ってくるようにしてみては？

ということと

学校から帰ったら、まずは

ホッとする時間、ぼーっとする時間を

短時間でも良いので取れたらいいですね。

でした。

そして朝、寝起きも悪く

覚醒するまでも時間がかるということだったので

朝、起こす場面から

対応をそれぞれお伝えしましたが・・・

◯◯さんのお子さんに

その対応がぴったり合うかどうかは

分かりません。

お子さんの成育歴や

今の状況など詳しくお伺いしなければ

そのお子さんに合わせた対応についてアドバイスができないんですよね💦

でも、似たようなタイプのお子さんがいらしたら

一度試してみて頂きたいことではあります。

でも合わない場合は、これを続けると

逆効果だし

結果的に

「早くしなさい！」「いい加減にしなさい！」

と言うしかない状態になるのであれば

別の対応に切り替えた方が絶対に良いです。

そのためには他の対応法も

用意しておかなければですが💦

日々の親子のコミュニケーションは

子ども達のやる気を引き出すことも

やる気を奪うこともできる

と思うと

わが子に合う関わり方をできるだけ早く発見し

できることを増やして

イライラ時間を減らし

子育てを楽しく取り組めるママが

1人でも増えると良いな～、と思います。

凸凹キッズは関わり方次第で

どんどん成長するんだ！

凸凹子育ては本当に面白い！

これを◯◯さんにも、体感して欲しいな～

その入り口に使ってもらえるのが

数か月ぶりに開催する個別相談会。

昨日、一瞬でお席が埋まりましたので

もう１名さまだけ増やしますね。

相談会ご予約

次の無料個別相談会は

スケジュールの関係上、数か月先になります。

先着順となりますので

ご了承くださいませm(__)m

それでは、今日も最後までお読み下さり

ありがとうございました✨

今週も1週間、笑顔溢れる一日になりますように(^-^)

ではでは👋