2022.06.29
◯◯さん、こんにちは。
＊
～ママがじぶんを楽しもう～
じぶんらしい子育てを楽しみ、
じぶんらしい生き方を楽しむ、に伴走します＾＾
私らしい子育て＆生き方クリエイターの
みーです。
＊
ふと、借りることになった本、
重松清さんの「小学5年生」。
◯◯さんは
読んだこと、ありますか？？
短編集なのだけれど、どれも秀逸で。
何が秀逸かって？？
その、描写が！！ですよ、
◯◯さんっ！！！！！
「雨やどり」というお話。
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その日天気予報は
「快晴のち曇り一時雨、ところによって
激しい雷雨となるでしょう」だった。
＝＝抜粋しました↑＝＝
っていう書き出しから始まるんだけれど。
そのお天気と
その空の下繰り広げられる、3人の登場人物
いずれも小学5年生、の
心の機微が、
お天気に沿って展開していく。
もうっつ、
重松さん、ずるい、重松さん、すごい、
どうしてこんなに
繊細に拾えて、それを言葉で描写できて、
私の心のひだを、こんなにも震わせるのよ～！！！！
って。
うなりました、
感動しました、
大好きになりました、
読後感が、
ふわっとやさしく、
さわやかでなりませんでした。
どの短編のお話にも、
小学5年生が描かれているんだけれど。
5年生と暮らしている一人として、
あああ、わかる、わかる
5年生って親が思うより
ずっとずっと大人だよね
行間を、すくいとるもんね
ずっとずっと子どもだよね
ほんとうは心細いし甘えたいよね
こんなふうに
ストレートに言えないって
曲がった表現をしだすよね
こんなふうに
心はまっすぐだよね
だけど3年生、4年生みたいに
真正面からの表現はしなくなるよね
はざまでゆれるよね
ゆれながらオトナになるんだよね
だけど、スコンと真実が
通ってるんだよね
・
・
・
これは、私だから、の見方なんだけど。
すっごく共感するし、
自分の5年生くらいのときの気持ちも
思い出すし。
親の立場、子だったころの立場、
いったりきたりしながら
心震えながら
ああ、出会えてよかった、
すっごく良い本に出会ったな、って
思いました。
これ、キッカケは
中学受験の国語、の題材に
重松清さんの本は、良く使われると
知ったこと。
へえ、どんな文章書く人なんだろうって
思って、
たまたま、図書館にあった本のなかから、
ちょうどうちの子、5年生だし、
くらいの気持ちで借りてきたもの。
私、
もともと活字に本当に興味が持てなくて、
雑誌や漫画ばっかり読み漁ってたような子で、
国語の教科書で、
「あ、いいな。面白いな。」って
思った文章をきっかけに
小説やエッセイ、から活字を読み始めたっていう
経験があって。
で、今回も
受験に出る文章ってどんなんなんだろ、っていう
興味の引き金。
で、読んでみたら、
こんなにも良質で、
こんなにも美しくて、
こんなにも心、わしづかみにされる
文章だった。
この文章、に触れられて
学べるなんて、最高だと思う。
塾の文章題で当たることになるか、
入試当日に当たることになるか、
はたまた、
読むことなく中学生になるかも、しれないけれど・・。
私は、素敵だなって
娘が思える文章に、
たとえそのきっかけが、
勉強しなくっちゃ、っていう恐れからで
あったとしても
出会えたらいいなって、思う。
私がなんとなく座って聞いている、
勉強がぜんっぜん、
自分ごとじゃなかった、
中学生時代に
宮本輝さん、の文章に出会って、
活字を読むっていう世界が広がったように。
キッカケって。
本当にひょんなところから、
やってくるけど。
そしてそれは予測もできないけれど。
急にスイッチがはいる、
それはもしかしたら、
自分ごととしてなんかやってない、
嫌だって否定している、
なんとなくやってる、
そんなところに、ごろごろ、
転がっているのかもしれない。＾＾
そう思った日から、
公立小の義務教育、に対する見方も、
中学受験、塾、に対する見方も、
だいぶだいぶ、
いろんな面を私に見せてくれている。
ほんと、
人生何にぶち当たって
どう感じるかって
変わっていくんだね。
移ろっていくから、
面白いんだよね。
本日もお読みいただいて、
ありがとうございました。
みーより。
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