2022.08.04
前回のメルマガでご紹介した
わが家の「がんばり表」、思いのほか
「欲しい~」と仰ってくださる方がいて
嬉しびっくりでした。
低学年までのお子さんくらいまでだと
使って頂けるかな~♪
これで夏休み中に成功体験たくさん残していってもらえると嬉しいな♡
さて、
夏休みに成功体験を残すには
ママの褒め言葉、承認する言葉でも
十分なのですが
それでもなかなか
やるべきことを行動に移せない
子どもたちも居るんですよね~
先ほど紹介したような表を使って
目に見える形でやるべきことや
目標を掲げておくのも
もちろん有効なのですが
このときの注意点として、
ハードルを下げた目標にする
これは結構大事なポイントです。
その理由は、
発達凸凹のあるお子さんは
なかなか外で成功体験を積むことができません。
そして成功体験が少ないがために
「どうせ無理」
「こんなのできるはずがない」
と本来できることも、
やる前から勝手に難しく捉えて
やろうとしない傾向がある子も多いんですね。
だからまずは、
「目標をクリアすることを経験させる」
ということからスタートして欲しいんです。
そこから
「自分はできる」という感覚を
少しずつ得られるようになっていれば
ハードルが上がっていたとしても
がんばれたりするんですね。
(ハードルの上げすぎ注意♡)
この頑張る力、というのは
脳機能の中でも
「実行機能」という働きが関係しています。
この実行機能は、分かりやすく言うと
1.今やっていることを止めて
2.次にやることに向けて切り替えて
3.集中して取り組み
4.最後までやり切る
要するに、
何かをやり切る力ですね。
ただ、発達凸凹キッズの場合には
この実行機能の弱さが邪魔をして
やり切ることができないことも多々あります。
例えば、
次に何をやるべきかを忘れている、
気持ちの切替が苦手、
気が散りやすい、など
その子が持っている発達特性によるところが
大きいケースが多かったりするんです😿
だから、例えば
夏休みの宿題が終わらなかった、
としたら
なんで終わらなかったのか?
どこに躓いているのか?
実行機能の視点からも
対応を考えて行く必要があります。
そもそも計画に無茶があった?
宿題の時間になっても取り組めなかった?
本人のレベルには合っているか?
集中できる環境だったか?
実行機能はいくつか分類があるので
お子さんのどこが弱いかによって
対応すべきポイントは当然変わります。
けれども、今日はせっかくなので
共通してお伝えできることを1つ。
それは
集中力に関して。
「うちの子集中力が続かなくって~」と
おっしゃるママがいらっしゃるんですが
子どもの集中力なんて
長くて10分程度。
具体的には、
小学校低学年までの子どもは、
年齢+1分が集中力を持続できる時間。
5歳の場合は5+1で6分間。
小学校高学年から中学生の場合は、
10~15分程度。
しかも、子どもが集中しているときに
中断されると、集中力を回復するまでに
23分かかるというデータもあるそうです。
だから、そもそも集中力は
思っているほど長くはない、
と初めから思って対応したほうが良さそうですよね。
一度にやる宿題を10分未満で終わる量に
分けておく、とか
集中が途切れたタイミングで
別の課題をやる、とか
あとは、小まめに声をかけて
最後まで頑張れるようにサポートしてあげられると良いですね。
ママは大変だけどね💦
(ここまでグッと手を入れるのはほんの数か月、1年くらいかも。)
夏休みもあっという間に終わりそうですが
ハードルを下げた目標を
ちょこちょこクリアしながら
笑顔で過ごせる時間を増やしてくださいね!
では、今日も最後までお読み下さり
ありがとうございました✨