発達凸凹キッズの自立に自信が持てるようになる!1日1分メールレッスン

2022.10.12

教室を飛び出す凸凹キッズ~親と先生ができること~



授業中に教室を飛び出してしまうんです



先日、個別相談に来られたママさんから

こんな相談を受けました。



学校の先生からの電話で

そのことが分かったそうなんですが

そのママさんは

先生に申し訳ないとしきりに仰ってて・・・



ちょっと本題とはそれますが、

これだけ先に言わせて欲しい!



確かにその気持ちは分かりますが

先生に申し訳ないと思う必要はないと

私は思ってるんです。



学校の出来事は

学校でしか解決できないじゃないですか、ね?



その問題をお家の人に転化するのは

自分の技量不足を認めてるのと同じ

だと思う!



とは言え、

親も全く無関心では

居られないと思うので
(落ち着け私(笑))



先生にお願いすることと

親ができること

それぞれお伝えしていきますね✨



まず、

先生にご相談したり、

お願いすることは



飛び出すときの状況に

共通点はないか?

先生がきづいていらっしゃることがあるか確認してみてください。



こういった場合に

飛び出す理由がはっきりしているケースと

そうでないケースもあるのですが



もし共通点があるのであれば

その対応策が見付けるヒントになります。



意外だけれど結構多いのが

人間関係のこじれ

が理由になっているケース。



例えば、

「クラスメイトにからかわれた」

「先生のちょとした言動」

に不快感を覚え、ストレスを抱えている状態。



直接授業に関係ないから

見過ごされるケースも意外と多いので

チェックポイントの1つ。



この場合は、

人間関係を回復していくことが

対策になりますよね。
(そこには色々秘訣がありますが💦)



その他に考えられるのは

授業についていけない

授業に興味が持てない

衝動的に出てしまう

座っているのがしんどい

などが考えられますよね。



だから

「教室を飛び出す」と

一言で言っても

様々な理由が隠れているってこと。



先生に共通点を見つけてもらったら

そこからの対応は

お任せするしかないのですが



このメルマガは学校の先生も

沢山読んで下さっているので

参考までに対応例を・・・



もちろん、

お家での対応の参考にもなるかと♪



授業についていけない

授業に興味が持てない」




本当に授業についけないのか
(知的な遅れがあるのか、学習障害などがあるのか)



それとも

ASDの特性から

興味が持てないものに注意を向けることができないのか



(発達障害の中でも、自閉傾向がある子は

こだわりが強く、興味関心の幅が狭い子も多い)



この辺りの判断が必要になりますが

授業の内容により興味が持てるよう

今よりかみ砕いて、また

興味関心が高まるようなものを取り入れてみて欲しいと思います。



これは、その子のためだけではなく

他のお子さんにとっても

間違いなくプラスに働きます。

(だって先生の授業がさらに面白くなるのだから♡)




そして

「衝動的に出てしまう」

「座っているのがしんどい」

についてですが



これはADHDのお子さんに

多いかもしれません。



ふと何かに視線を奪われ

興味のまま教室を出て見に行こうとしたり



姿勢を保つのがしんどくなったり

刺激が足りなくて

立ち歩きたくなってしまうなど



感覚の違いや

衝動性によりその行動をとってしまう。

というケース。



この場合には

できるだけ目に入る情報が

少ない方が集中ができるので



掲示物を減らしたり

その子の座席を調整して

刺激を減らすようにするといいですね。



感覚や体感の問題で

椅子にずっと座れない子は

物理的に座りやすくなるような支援が必要

と考えることもできるでしょう。
(どんな支援があるか気になる方は個別にメッセージ下さい)



この状況が複合的に

重なっているケースもあるかと思いますが



共通して言えるのは

授業の進め方の見直しと

物理的なサポート



両面からサポートが

必要になって来るかと思います。



ちなみに、

我が家の息子は

教室のすみに息子専用の

休憩スペースを作って頂いたりしましたよ~



段ボールで作ったお家♡


※画像はお借りしております



立ち歩きを防ぐというよりは

少しそこで落ち着いて

また席に戻れるような仕組みづくり

をして頂きました。



立ち歩き自体を防ぐ取り組みで

防げるケースもありますが



感覚の問題で

どうしてもしんどい子もいます。



その場合には

本人が休めたり、気持ちを切り替えられる場所が

あるとさらに教室が

居心地の良い場所になるんじゃないかな、って思います✨



次回は、

この続きで「親ができること」

について書いていきますね!



それでは、

今日も最後までお読み下さり

ありがとうございました✨