2022.10.21
前回に続き、
今日は発達検査や知能検査に加え
投薬まで含めて
続きを書いていきますね。
まず、
検査結果一つでお子さんのすべてを
評価できるわけがない!
ということは
改めてお伝えしておきたいと思います。
それに、
医療機関で診断が出たとしても
その診断は医師によっても変わる
ということも合わせて伝えておきたいです。
ここで
私と息子のリアルな経験談を1つ・・・
息子は3歳のときに
自閉スペクトラム症(ASD)の診断が出ました。
当時は落ち着きがないとか
衝動性が高いとか、私はADHDも疑っていましたが
当時の主治医は「違う」という判断でした。
(今ならその落ち着きのなさや
衝動性の高さがASDから来るものだと判断できます💦)
一年くらい前かな、
知人に聞いたオススメの先生のところに
セカンドオピニオンを、と思って
(仕事柄、興味があったのもあるけど)
診察に行ったんです。
そしたら、
とにかく待ち時間が長くてですね
子ども専門の診療所でもなかったので
TVも絵本もない💦
息子はイライラし始めるわけです。
でやっと診察、と思ったら
まずは心理士さんと面談。
またこの方が本当に感じ悪くて!
(ちょっとお口が悪い瀬名です(笑))
ツンケンしてて
子どもに対しても
笑顔も配慮もないの!!
で、また待ってやっと先生との診察・・・
診察室には言っても
イライラ、ウロウロ落ち着きがない息子を
一目見ただけで
「もう間違いなくADHDですね。
今当院では、こういう治療プログラムがあって●×※▽・・・」
そして処方箋が出されて
5分で終了。
当然お薬はもらわずにさっさと帰りました。
待合室には
「子どものADHDの治療プログラム」
の説明がたくさん貼ってあった・・・
全ての医療機関ではありませんが
こんな先生もいらっしゃるんです。
私は判断ができたので
処方箋も捨てて
二度とその病院には行きませんでしたが
もし初めての診察で
悩んで、不安を抱えて行った病院で
即診断が出てお薬が出たとしたら…
本来不要な薬を飲んでいたかもしれない。。。
その事実にゾッとしました。
残念ながらこれは事実です。
ちなみに、必要な投薬もあります。
(息子も一時期、服用していました。)
全てを否定するわけではありません。
でも、こんな診断ではその子に合ったお薬が出るとは思えませんね💦
発達検査もしかりで
発達度合や知能が数値で出て来ますが
その数値はその瞬間のその子の状態であって
全てではありません。
だから
それに振り回されてはいけないんです。
今日ね、ブログにも書いたんですが
息子の学習障害の外来に行って来たんです。
これまで発達検査や
知能検査(WISC)しか受けたとことが
無かったのですが
学校での学習も厳しくなったので
家庭学習の参考に、と思って
重い腰を上げました(笑)
結果的にね、受けて良かった!
まだ全ての検査項目が終わっていないので
一部しか分かりませんが
WISCだけでは分からないことが
明確になりました。
例えば、
ワーキングメモリ。
発達凸凹ちゃんは
この数値が低い子が割と多くて
学習にも直結しています。
この数値が低い場合には
一般的には視覚支援が有効だ、とされているのですが
それは
耳から入った情報を
一次的に記憶にとどめておくのが
苦手だから、という理由からなんですね。
ところが、この検査は
それだけでやっているわけではないので
一概に耳からの記憶が苦手
と片付けることができないんです。
この辺りの話になると
熱くなってくる私(笑)
ここでもやっぱり
1つの検査の結果から
その人の全ては分からない。
って思ったんですよね。
ワーキングメモリが低いのに
なぜこれは得意なんだろ・・・
と違和感を感じていたこともあって
それが一つずつ紐解かれていく感覚。
これは私の仕事柄、というだけでなく
親として子どもを理解していく
そのプロセスに楽しさを感じている私もおります。
検査も診断も、投薬も
あくまでも本人を支援して行く上での
お助けツールです。
信頼できる相談先とつながっておくこと
そして最も肝心なことは
親子の質の良いコミュニケーション!
ですよ!
ここは私にお任せくださいね♡
では、今日も最後までお読み下さり
ありがとうございました✨
楽しい週末をお過ごしください!