2022.11.09
なんでも
私のせいにするんです
凸凹キッズのママからのご相談で
案外多いのがこのお悩み。
例えば
「朝遅刻したのはママのせいだ!」
「忘れ物をしたのはママのせいだ!」
「〇〇が上手くいかなかったのはママのせいだ!」
どう考えても
自分のせいなんですけど(笑)
なぜこんな発言をするのか
今日はその理由につい
解説していきたいと思います。
自分は悪くない
と相手のせいにするのは
心理学で「合理化」といいます。
これは、不満や不安から
自分をまもるための
防衛機制のひとつなんですが
実はこれ、
罪悪感があるからこその
反応なんですね。
つまり、
寝坊したのも、忘れ物をしたのも
失敗したのも
自分のせいだと分かっている。
自分を守るために
自分で理屈をつけているので
叱っても無駄なわけです。
では
どうしたらいいのかというと
まずは、
そう感じていることに
共感の姿勢を示す。
「寝坊したのは
ママが起こさなかったから
仕方ないと思ってるんだね。」
と、そう感じていることを
認めて行く。
もちろん、仕方ない、
では終わらせません。
まずは
心を安心させなければ
その先には進めないから・・・
安心のあとで
自分自身がどうしたら良かったのか?
を考えさせるような会話ができるのが
ベターな流れです。
ただ、どうして
こういった反応になるか
罪悪感の他にも理由があると思うんです。
こういった発言が出たときは
ママたちの
過保護や過干渉も
影響しているケースもあるので
注意したいところです。
凸凹キッズは失敗することや
みんなと同じようにはできないことも
多いですし
失敗したら癇癪を起したり
パニックになってしまう
そんなこともあるから
どうしても
失敗させないように
という意識がママには働くので
先回りし過ぎることが
あるようです。
でも、よく考えてみたら
小さな危険も避けていると
危機管理能力や
失敗から学ぶ機会も奪ってしまうことになります。
◯◯さん
どうでしょう。
自分がやった方が早いからと
子どもから経験する機会を
奪ってはいるとういことはないでしょうか。
私たちが子どもに与えたいのは
自分で考える機会と
体験から学ぶ機会
ではないですか?
反省させるのではなく
内省させて
どうやったら
うまくいくのか?
どうやったら失敗をリカバーできるのか?
これを考え、実行できるようになる力は
凸凹キッズの生きる力
でもありますよね。
次回は、
どんな言葉がけが
その力を育むことにつながるのか
具体的な事例を挙げながら
ご紹介していきます。
では、今日も最後まで
お読み下さりありがとうございました!