今日は前回の『感覚統合』の続き

 https://system.faymermail.com/mail-magazines/1342/backnumber/detail/69786

で、発達について◯◯さんと

考えて行きたいと思うのですが…

「瀬名さん、なんでそんな感覚統合の

ことまで詳しいんですか？」

昨日、講座の受講生ママと

作戦会議している中で質問されたんです。

と同時に

「結局、瀬名さんのことろで学ぶのが

一番早いし、安かった。

もっと早く知りたかった！」

ってクレームが(笑)

ごめんなさいね。

ありがたいことです。

私はカウンセラー出身なので

心理学はそこそこ知識は持っているのですが

凸凹キッズの研究を進める中で

作業療法士の先生から

感覚統合についても学び、

また、脳科学や

発達科学や

ABAやTEACH、

勉強し続けているんです。

でも、

全部が凸凹子育てに必要かと言われたら

そうではなくて

◯◯さんの

子育てに役立つことだけ

まとめてお伝えしているんですね。

愛情があれば知識なんて要らない。

そいう言う方もいらっしゃるかもしれませんが

私はそうは思いません。

だって食事だってそうですよね。

どの食材からどの栄養素が採れるのかとか

1歳まではハチミツは避ける

等も知識ですよね。

凸凹子育てには一般的な

子育て論や知識が通用しないから

苦労しているわけですから

そこに脳や心理の知識も加わることで

楽になるし、関わりを変えることができるようになるんです。

もちろん「知ってる」だけでは

上手く行きません。

知識を入れて、実際に

行動を起こすママから

辛い凸凹子育てからどんどん卒業されておられます。

話を戻しましょう。

感覚統合と

日々の困りごととの関係性について

もう少し詳しく解説していきます。

この画像は先日のインスタ投稿の

一部なのですが

このように、下から上に、

積み木を重ねていった先に

最終産物

学習やコミュニケーションなどが

身について行く

と考えられているのが感覚統合理論です。

勉強が苦手だからと言って

学習にアプローチする前に

その手前の

ことばの習得はどの程度？

ボディーイメージは？

眼球運動は？

そもそも前庭覚や固有受容覚は？

目に見えている困難さは

見えない土台の

どこでつまづきがあるか

遡って見て行く必要があるんです。

逆に言えば

本当は学習能力は潜在的にはあるのに

感覚の土台が傾いているから

姿勢が悪くなったり

集中力が欠ける、というケースだって

あるわけなんですよね。

例えば、

ちょっと乱暴な子がいたとします。

力加減ができなくて

バンッとお友だちを押してしまったり

きつく叩いてしまったりする。

これって、

固有受容覚にトラブルがある

可能性があるんです。

なぜなら、

固有受容覚にトラブルがあると

手足を動かしている感覚が

分かりにくいがために

力加減や運動のコントロールが難しく

なるんですよね。

なのに・・・

お友だちとの乱暴な関わりしかできない

って誤解されちゃったら

ツライですよね😿

その乱暴な行動だけを

なんとかしようとするのではなく

なぜそうなっているのか？

子どもの行動から

考えてみる癖を身につけて

欲しいんです・・・

発達ってね、

英語で「develop」って書くじゃないですか。

「de」って「～ない」

「velop」って「包み込む」というのが

語源なんですね。

合わせると

「包みこまない」

すなわち

「包みを開く」と言う意味になるんです。

そう思うとね、

子どもが発達していくのって

包みこまれた
見えない可能性を
拓いていく

その過程ということになりますよね。

拓いて行くのは、

私たち大人ではありません。

その子本人。

主語が子ども本人であることが

とても重要。

私たち大人ができることは

それを手伝うだけ。

自分で変化させていく力をもっていますから

無理やり何かさせるのではなく

育って行く方向に合わせて

サポートしていく。

「子育て」ではなく

「子育ち」という考え方が

私はしっくりくるな、と感じています。

◯◯さんは

どう思われますでしょうか？

あ、そうそう！

お年玉企画に続き

誕生日の逆プレゼント企画決定です！

（2月は私の誕生月）

詳細はまた次回発表しますので

お見逃しなく♡

今日も最後までお読みくださり

ありがとうございました。