発達凸凹キッズの自立に自信が持てるようになる!1日1分メールレッスン

2024.08.08

凸凹キッズの癇癪は仕掛けが命



◯◯さん、毎日暑いですね💦

言っても仕方ないのに言ってしまう(笑)



これは心理学的に見ても

脳科学的に見ても悪くはないこと

だそうですよ~



今日の主題とも関係があるので

良ければ少しお付き合いくださいね!



暑いですね、が
あいさつ代わりになっている場合も
ありますよね。



また、脳科学の視点から見ると
脳のリリース機能
によりにより
 

「暑い」と言葉にすることで、
脳はその感覚を一時的に解放し、
ストレスを軽減する効果があるそうなんです。



言葉に出すことで、
脳が「暑さを理解し、対処している」と感じるのですね。



逆説で
「寒い」と言うと暑さを感じにくくなる
つまり自己暗示効果についても言われていますよね


暑いと言えば脳がより暑さを感じる可能性もありますが
それよりも、口に出すことで
ストレスを開放する効果の方が高いようにも
個人的には感じています。



実は、これ
凸凹キッズの暴言や癇癪にも通じるところがあって



暴言や癇癪が
一種のストレスの開放法として
お子さんが学んでしまっているケースも多いんですよね。



暴言を吐く
癇癪を起す
ことで


スッキリし
とか
周りが思う通りに動いてくれた



という、本人にメリットがあるような経験を
積み重ねていくと



これが良い方法なんだ!
と脳が誤学習をしてしまうことも多いんです。



暑い、暑いというくらいなら
周りへの悪い影響はさほどありませんが



周りを傷つけるような暴言や
周りを振り回す癇癪が増えると



周りの人や私たち親だけでなく
何よりも本人も傷つくことが増え
二次的な問題につながりかねない
のは本当に辛いこと・・・



私が常々、
凸凹キッズの癇癪や暴言は
出来るだけ早い段階で
改善できるようにしてください!



とアドバイスさせて頂いている理由の1つが
この誤学習なんですね。



これを防ぐためには



暴言を起す、癇癪を起す
その時にどう対応するかではなく



前回お伝えした通り
仕掛けづくりが命
です。



ここで言う仕掛けとは



1.癇癪や暴言を起こしにくくする仕掛け
2.自己肯定感を上げていく仕掛け
3.より良いコミュニケーションを学べる仕掛け



です。


1.の癇癪や暴言を起しにくくする仕掛け
を作るには



まずは
癇癪や暴言につながるきっかけや理由に
目星をつけるところからスタートです。



例えば、分かりやすい例で
私の息子の他害を取り上げてご説明しますね。



息子はASDの診断が出ており
当時は軽度知的障害の診断もつきました。



3歳くらいのときでしたかね、
食事中にとなりに座る夫に
何もないのにグーパンチがいきなり飛んでくることが
繰り返された時期があたんです💦



まぁ大変でした💦




まだ3歳ですからね、
力もさほど強くないのですが
急に飛んでくるものですから




主人も防御しきれず
唇を自分で噛んでしまって
唇から血を流すようなことも💦



ここで冷静に観察したり振り返ると
ある法則に私は気づきました。



その法則を断ち切る仕掛けをしたら
食事中のパンチは全く飛んで来なくなったんです。



実は夫が、息子が残した食べ物を
最後全部食べる、ということをしていました。



夫にしたら食べ物を無駄にしない
という思いだったのですが



息子はどうやらまだ食べたかったのか
もしくは、横取りされたように感じたのか



とにかく、パンチが出始めたのは
その頃からだと気づいたのです。



ですので、単純に
夫の座る位置を変え
息子の食べ物には手を出さない
ということを徹底していくと



しばらくして座席を戻しても、
もうパンチは飛んで来なくなりました。



これは分かりやすい例でお伝えしましたが
癇癪や暴言の理由やきっかけは



これまでの様子を振り返ると
何かしらの法則がある場合もあるので
まずはその対策からスタートです。



次回は、もう1つの事例で
凸凹キッズの記憶の残し方の特徴と
癇癪の関係についても
解説しながら仕掛けについてもう少し詳しく解説していきますね!



では、毎日暑いですが
「今日も暑いね」と言いながら
明日もご機嫌でお過ごしください✨



ではでは👋