2022.08.20
夏休みが終わるこの時期に、知っておくべきある原則
こんばんは!
~発達凸凹KIDSの自立心を育み
進学や就職への不安がなくなる~
凸凹kidsロードマップ・アカデミー主宰
瀬名香織です。

さて、夏休み終了まで
残すところ1週間というご家庭が
多いのではないでしょうか。
この時期になるとね、
毎年書いてるのですが
これからも毎年伝え続けるであろう
ある数字について。
それは、
子どもの自殺者数です。
小中高生の自殺者数は、
近年増加傾向が続き、2020年(令和2年)に
415人
過去最多となりました。
2021年(令和3年)は
過去2番目に多い深刻な状況になっているようです。
◯◯さん
ご存知でしょうか。
この子どもの自殺者数が
一年で最も増えるのが
夏休み明けだということを。。。
そしてね、
夏休みがもうすぐ終わるこの時期に
「学校 行きたくない」
という検索ワードが急増するんです。
この検索ワードが急増して
その後こどもの自殺者数が増える
という相関関係がデータからもはっきりと出ています。
検索数が増えて、その後に
子どもの自殺者数が増えるということが
データとして出ています。
子どもたちの心のメモリーが
どれくらい減っているかって
外からなかなか分かりにくいので
大人たちは楽観的に捉えがちなんですが
子どもたちの中には
本当に行きたくない気持ちがある子がいる。
これは忘れてはならないと思います。
親の目から見てちょっと変だな、
って少しでも思ったときは
医療関係ではすでに有名で、
(世の中ではあまり知られてませんが💦)
文科省も紹介している
自殺予防対策の原則があるので
この原則を頭の隅におきながら
対応して頂くと良いのではないかな、
と思います。
子どもが悩んでいるときに周りが取る対応方針、
それは
TALKの原則
です。
T=Tell
言葉に出して心配していることを伝える、
不安な気持ちを伝える、
ということです。
「私はあながた心配です」という風に
私を主語にして伝えると、反発がおこりにくいと言われています。
これをアイメッセージ(I message)と言います。
次が
A=Ask
です。
「死にたい」という気持ちについて
率直に聞いてみる。
「あなたは死にたい、とか学校が本当に辛いと思ってますか?」
と。
実はこのストレートに素直に聞く
というのがこの肝でもあって
「もし今はそうじゃなくても、
気持ちが変わったら教えてね」
心配なことや苦しいことがあったら
必ず教えてください。というメッセージを送ることができます。
もし、本人が親に打ち明けたいことが
あったとしても
こちらが聞きたいときに、話してくれるとは限りません。
子どもには、
子どものタイミングがありますもんね。
何を伝えるにも
本人のタイミングを大事にしながらも
こちらはいつでも聞くよ、ということは
必ず伝えておいて欲しいと思います。
あとの2つ
「L」と「K」については
ちょっと長くなったので
また明日お伝えしていきます。
これは何も自殺するほど悩んでいる子どもだけに有効な原則ではなく
学校に行くことへのハードルを高く感じ
不安になっている子にも使える対応なので
覚えておいていただくと
いざというときに必ず役立ちます✨
それでは、
今日も最後までお読み下さり
ありがとうございました。