2025.11.09
こんばんは、NAOMIです。
今日は、かつてお世話になった
書家の先生のお別れ会へ行ってきました。
書道家 田中紫花
https://masakotanaka.com/
乳がんの再発を経て、
最後まで“書家として生ききった”方。
どんなときも笑顔で、そして何より力強かった。
訃報を聞いたときは悲しみで胸がいっぱいだったのに、
今日、遺影を見つめた瞬間
不思議と涙ではなく、笑顔がこぼれました。
人生は長さではなく、
どれだけ心を込めて生きたか。
先生は、その真実を全身で伝えてくださいました。
先生が最後に遺された書。
そこには、力強く、優しく、こう記されていました。

命むすびひらけ
この言葉は、単なる美しい響きではなく、
“命を結び、命を開く”という
深い生命観を表していますよね。
命むすび=命を結ぶ
「結ぶ」とは、つなぐ・育む・生み出すこと。
自分と他者、天地自然、宇宙とのつながりを感じること。
愛や感謝、祈りによって、命の循環をむすぶという意味でもあります。
ひらけ=命を開く
「開く」とは、閉ざされた心や生命力を解放し、
本来の自分として咲くこと。
病や苦しみの中でも、命の意味を自ら開示していく。
つまり、
“死に向かう”のではなく、
“いのちを花開かせる”という生き方です。

今や日本では、女性の9人に1人が
乳がんを経験すると言われています。
(国立がん研究センター 2023年統計)
罹患率は女性がんの中で最も高く、
年齢調整罹患率は人口10万人あたり約153人、
死亡率も年々増加傾向にあります。
つまり、乳がんは“特別な人の病”ではなく、
私たち現代女性が皆、隣り合わせにいる現実。
仕事・家庭・人間関係、
そして「美しく若くありたい」というプレッシャーの中で、
知らず知らずに心と身体を追い込み、
“命の流れ”が滞ってしまう時代に生きています。
薬膳の視点から見ても、
乳腺は「肝」と「脾」、
そして「気」の滞りと深く関係しています。
感情を押し込めたり、
自分を後回しにして頑張りすぎたりすると、
気の巡りが止まり、血も滞り、
やがて“塊(しこり)”として現れる。▶︎瘀血
つまり、乳がんは単なる身体の不調ではなく、
「命を、もう一度自由にして」
という身体からのメッセージ。
薬膳的にいえば、頑張る現代女性、
誰もがその危うさの隣にいるのです。

そして、先生が最後に遺したもうひとつの言葉
それが 「喜楽(きらく)」 でした。
喜び、楽しむ。気楽...
この二文字こそ、命の巡りを整える最高の薬。
どんな状況でも“喜楽”を
見つける心を忘れなければ
気が流れ、血が巡り、
生命力が花のように咲く。
そう思うのです。
中医学で言えば、
「肝(かん)」の滞りを解き放ち、
心身の調和を取り戻す最高の“養生”♡
命をむすび、ひらき、そして喜び楽しむ
それが、現代を生きる私たちへの
先生からのメッセージなのだと思います。
生きるとは、命を咲かせること
その花の咲き方は、人それぞれでいい。
大切なのは、
“いのちをどう使うか”“どう循環させるか”。
でしょうか、先生♡
先生、ありがとうございました。
先生の作品が、この先も多くの心を灯し、
時を越えて輝き続けますように...
※最初の二枚の写真は、先生が最後に遺された書。
ご家族の方のご了承をいただき、撮影させていただきました。
人生は長さじゃない、
どれだけ心を込めて生きたか
私に生き方に加わりました。
今夜はここまで。
最後まで読んでくださり
ありがとうございました。
おやすみなさい。
Love, NAOMI